高知へ (10月8日)

せっかく高知県まで出向いたのだからと、一日を観光に当てました。
高知県には来たのはかれこれ30数年前です。あの時、オートバイで来て桂浜で野宿しようとテントを張っていたら、チャリンコに乗ったお巡りさんに「ここは野宿禁止だゾ!」と叱られ、仕方なく高知駅で寝ようかと市内へ向かったら今度は交通規制。ちょうどよさこい祭りが行われる日だったのでした。オートバイを路地裏に止め、ずっとよさこい踊りを観ていたのでした。
よさこいしか観ていなかった事を思い出しながら、桂浜、土佐闘犬センター、坂本龍馬記念館、高知城などを見てまわりました。
高知城から5分ほど歩いたところに、ひろめ市場という、何とも不思議な面白い市場があります。雑貨や衣類も売る市場の中には生鮮食料品やラーメン、焼き鳥などを売る店もあって、市場の中で飲食が出来ます。たまたま時間が酒を飲むにも食事するのも中途半端な時間で、なにも食さなかったけれど、軽く一杯したかったなぁ。これは次回のお楽しみに残しておくことにしました。
妻の方が有名な山内一豊の高知城
初めて高知を訪れたときの桂浜は、何も無くて、ただただ茫洋とした大海原が見渡せて、右に目を転ずれば竜頭岬があるだけだったけど、今ではお土産物屋さんもたくさんあるし、水族館や坂本龍馬記念館がなんかが出来ていました。

四万十川に生息する魚たちが見られるというので、水族館にも入ってみたけれど、想像通りのオコチャマご用達のような水族館でした。体育の日の休日とあって、なんとも屈託のない子供たちがたくさんいて、わたしはサカナ見ないで楽しげに館内を走り回る子供たちを見てました。
お姉さんにベッタリのオットセイくん
この水族館に隣接してお土産物屋がたくさんありました。そしてその一角に土佐犬の闘犬センターもあって、闘犬を観戦することも出来ます。私は見られなかったけれど、動物愛護団体からのクレームなんかは無いのでしょうか? 
このセンターには生後数ヶ月の土佐犬もいて、抱っこさせてくれます。私も抱っこしてみました。顔も胴体も皮がビヨ〜ンと伸びて、その皮を引っ張っても怒らないんです。私が抱いた子犬は生後3ヶ月ということでしたが、柴犬の成犬より重たかったです。

トコトコと山道を登って坂本龍馬記念館に行きました。レキジョかみさんは食い入って色々見てましたが、私はあんまり興味が無いので談話室に昇り、太陽で光る大海原を眺めながら日本の将来を考えていました(←ウソ)。
土佐犬の赤ちゃん
龍馬記念館前から再びバスで高知市内に戻り、日本3大ガッカリの一つ、はりまや橋の前から余市行きのバスに乗って高知黒潮ホテルへ向かいました。明朝7時30分発の飛行機に乗るので、なるべく空港に近づいておきたかったからです。
このホテル、温泉があります。500円払って入ってみたら、入浴客は地元の方が殆どでまるで地元民の社交場のようでした。話してる会話がサッパリ分からなかった(汗)。そしてこの温泉、龍馬温泉っていいます。別に坂本龍馬が入ったってわけでもないのだろうに、高知は何かにつけて坂本龍馬の名が付いてます。空港だって龍馬空港だし。確かに素晴らしい人物だし偉大な人ではあるけれど、その名に頼るってことは裏を返せば中身が無いってことだと思うのです。もう少し智恵を働かせて欲しいなぁ、と感じるのは私だけでは無いでしょう。なのでわたし、龍馬の名が付いたお土産は買いませんでした。
さて柏島。もう一度潜ってみたい海ですが、果たして再訪するチャンスは訪れるでしょうか。
桂浜