激戦地になった南海の環礁の中にポッカリと浮かぶ小さな無人島。そこには簡素な宿泊施設と椰子の木々と珊瑚の海があった。
チュークで一番有名な小島と言えばジープ島だろう。いろんなダイビング雑誌や、パンフレットなどへの広告が目に付く。
今回はそのジープ島に行く時間的余裕は無かったけれど、ジープ島よりも小さな、宿泊可能な小島に上陸する機会に恵まれた。周囲はゆっくり歩いても3分もあれば一周出来てしまうほどの小ささだ。レック・ダイビングの合間の昼食をココで摂ることになったのだ。
島ではシュロ葺きの小さな小屋が二つと3頭の犬が出迎えてくれた。ぼちぼち食事も終わるかという時に、運悪くスコールに見舞われたけれど、それも植樹された(多分!?)アンブレラ・ツリーのお陰でお弁当が雨水に濡れることなく食事を終えることが出来た。
この小島、ジープ島と同じように宿泊し食事も出来るらしい。カップルが貸し切りにすれば、きっと楽しい一時を過ごせることだろう。
この島の所有者に寄れば、ジープ島よりも綺麗で快適だそうだが、私はジープ島を見ていないので真意のほどは、何とも言えない。しかし“時間”を楽しむならば、この様な状況の島は最適だと思う。
少々長めの昼食休息を終えた後、島のリーフを潜った。残念なことに、ここのサンゴはオニヒトデにやられて、惨憺たる姿を見せていた。沖縄だけでなく、こちらでも水温の上昇が危惧されている。
ちなみに、近々この島は“キミヨ・アイランド”か“キミオ・アイランド”に改名するようだ。

オーロラ・アイランド・リーフ 9月22日(水曜日)

気温:32度  水面温度:30度  水底温度:30度 
透明度:20〜25m 
潜行開始:12時49分 浮上時刻:13時33分 (44分) 
平均水深:11.3m 最大水深:20.8m  快晴一時スコール