パースの街はオーストラリア東部のブリスベンやシドニーに比べると、とてもシックで人々ものんびりしているイメージがあります。ビルもシドニー並に乱立していますが、町中に入ると古い建物もしっかり残っていて、落ち着いた雰囲気があります。街の中心部を歩いて縦断しても、1時間もかからないような小さな街ですが、新・旧の建造物が違和感無く共存していて、とても素敵な都市です。

パースとフリーマントル

キングスパークから見下ろしたパースの町並み 上の写真は St.Mary's Cathedral
パースの駅北側は飲食店が並びます。どこのお店でも味に関して言えば外れることはないでしょう。お店を選ぶコツは簡単、人が沢山入っている店を選ぶこと。それと、お酒を飲まれる方はBYO( BringYour Own )と表示されたお店を利用した方が得です。近所の酒屋(そこら中にある)で好みのアルコー ル類を購入して持ち込めるお店です。オーストラリアでは酒類の販売がライセンス制なので、レストランでも“License”表示のあるお店で酒類を注文すると結構 高くつきます。中にはライセンス店でも持ち込みを許してくれ るところもありましたが、その分食事代が割高でした。
パースは伊勢エビの産地としても有名ですが、魚介類を食べるならちょっと面倒でもフリマントルまで足をのばすことをお勧めします。フリーマントルはヨットレース『アメリカズカップ』で有名なんだそうですが、ヨットに無知な私には、街並み自体がとても気に入りました。1日歩いていても飽きない街です。たまたま私達が訪れたときはメーデーで、パレードが出たり旅芸人(?)たちが自慢の芸を披露したりとにぎやかでした。

右の写真のように、古い街並みの中をクラシックカー(私にはその様に見える)が走っていたりして、風情のある街なのですが、マーケットがあったり世界各国の料理が堪能できたりと、にぎやかな街で旅行者のみならず地元・オージーにも人気の場所です。
フリーマントルの街並み 
食事はフリーマントルの港へ出れば洒落たレストランが目に付きます。伊勢エビ(オーストラリアではlobster ではなくCrayfishと呼ぶ)ばかりでなく牡蛎や定番のフィッシュアンドチップスも安くて美味しいです。カモメが舞い飛ぶ港へ出れば、左の写真のようなお店がいくつか目に入ってくるでしょう。この辺のお店は観光客を相手にしていないようで、お客さん達は、ほとんど地元のオージー達です。ワイン片手にクレイフィッシュ(伊勢エビ)をほおばり、にぎやかに談笑しています。

食後に時間が余るようでしたら、ここから少し歩いた桟橋から、パース行きのフェリーで帰ることも出来ます。約1時間ほどの船旅となりますが、川沿いの街並みを眺めながら、退屈することはありません。私達が利用した際には、イルカが出迎えてくれました。
フリーマントルにはマーケットもあって、その近辺では魚介類以外にも中華やイタリアン、そして日本食とほとんどの種類、世界各国の料理が食べられます。パースからは電車で約30分で着きます。運賃は片道AS$2.30。途中下車も確か2時間以内ならOKです。
街の中では運賃無料循環バスが走っているので、取りあえずそれにのって町中をぐるっと回ってしまうと、街の全体が把握できるので便利です。でも何せ小さな街なので歩いて回っても1日かかりません。
街中でディジリドゥを演奏するアボリジニ人
少々見にくいでしょうが、左の地図がフリーマントルの街です。私達は食後このマップ片手にフラリ、フラリと散策しました。
公園ではオージーの家族
がシートを敷いてお弁当を
食べていたり、子供たちが
走り回るそばを、海鳥たち
が逃げもせずにお菓子の
おこぼれを頂戴しようと、
群れていました。


ロットネスト島のログ                 

このロットネスト島でのダイビングが、私にホームページを作る事を決定づけさせたのでした。
パースへ行こうという事になり、それではとダイビングの情報を集めようとしました。しかし日本ではほとんど詳しい情報は入手できませんでした。でもきっと現地だったら入手できるだろうと、タカをくくっていたのです。
ところがやっと見つけた市内のダイブショップでは、明日のダイビングはどうなるか分からないとの心許ない返事。もう一つ見つけたショップでは留守番の女性だけで、何がなんだかサッパリ要領を得ない。結局、ぶっつけ本番で渡った島で当日ダイビングの手配をしたのです。ところが、外国人とのバディでブリーフィングも半分しか理解できず、まるで初めての海底を一人で潜っているような味気ないダイビングを体験したのでした。

ロットネスト・アイランドは、総合レジャー・アイランドとして子供から大人まで充分楽しめる場所です。ただし、ことダイビングとなるとさすがにオーストラリアもここまで南に来ると水温がかなり低く、6月以降はドライスーツが必要でしょう。また、島に唯一あるダイブ・ショップは、典型的なバディ・システム・ダイブ。ポイントまではボートで運んでくれますが、ガイドは一緒に潜らずブリーフィングだけ。後は船上でバディを組み勝手に潜るスタイルです。
私はといえば、と〜っても大きな外人さんとバディとなり、彼のイクジットのサインで浮上した時には圧が130も残っていました。

5月4日 ロットネスト島
            気温:24度  水温:21度  透明度:10m  最大水深:10.5m  
            潜水時間:35分  快晴、波静か
ウミタナゴっぽい(左)けど尾ビレの先が黒いしなぁ、イロブダイのよう(右)だけど口元はスズメダ
イっぽいしなぁ・・・・・。だからイントラと一緒じゃないと嫌なんだ。魚の名前がサッパリ分からない。