まずはレンベがどの辺なのかを知っておいた方が良いですね。今回お世話になったカサワリレンベリゾートさんのウェッブから地図をお借りして説明しましょう、無断借用ですが(汗)。
ダイバーにとって“レンベ”とは、インドネシアのスラウェシ島とレンベ島に挟まれたレンベ海峡を指すのですが、だいたいからしてインドネシアって国の境界線がどうなってるのか私は良く理解してません。多分、同様な方もおいでと思われるので(エッ!?
私だけ?)、右下写真でご確認ください。これでも国境は判然としませんが、大体の位置関係は把握出来ます。ちなみに地図をクリックでレンベの拡大地図が見られます。これも無断リンクですがf(^_^;) |
で、どうやって行くのかというと、私たちは成田から一旦シンガポールへ飛び、翌朝メナドへ向かうシルクエアーに乗り換えました。他の航空会社も利用出来ますが…。
成田発午前11時30分。シンガポール着が夕刻です。元気なら一度入国して、夕食&ナイトタイムをシンガポールで過ごすのも楽しそうでしたが、ちょっとタイトなんで私たちはチャンギ国際空港内のトランジット専用ホテルに泊まりました。
シンガポールからメナドまでは約3時間半です。予定では14時前の到着。これなら到着して1本くらいは潜れるだろうと期待していました。何故かというとこの日は特別な日だったのです。。。 |
実はこの日はレンベで人気の、ニシキグリのポイントに潜れる日だったです。ニシキテグリは夜行性なので、同一時間に各ショップが集中することになります。なのでこのポイントだけは各ショップによって潜れる日が決まっていて、私たちが利用するカサワリレンベリゾートはこの日の水曜と土曜日。土曜日に現地を発つ私たちにはこの日しかチャンスが無かったのでした。
まぁ、何とか間に合うだろうと考えるうちに、大変な事に気が付きました。ライセンスカードを忘れて来たことに気が付いたのです。直前に調べた私の頭に残る情報では、“カードの提示が無ければ潜らせてもらえない”と、どこかで読んだ記憶が残ってます。 |
さぁ、大変! どうしましょ! まさか重い機材えっちらオッチラ運んできてダイビング出来ずにシュノーケリングですか? レンベってニゴニゴの海だから、シュノーケリングしても何も見えないんじゃありませんか? さぁ、大騒ぎです。パソコンの扱い知らないお袋にライセンスカードをスキャンしてファックスしてくれってのも無理な話だし、さて困った(>_<);
結局、空港で国際電話をかけまくり、エージェントさんに頼み込んでカードの提示無しでも潜れるように手配して貰いました。(現地に着いて知ったことですがカサワリレンベリゾートにはファックスがありませんでした^^;) |
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カサワリレンベリゾートは、まさにダイバーのためのようなリゾートでした。プールもありましたが、泳ぐようなプールではありません。でも、カメラルームもあれば機材洗い場もしっかりしてるし、何よりダイビング・システムが素晴らしい。朝、起きると軽食をつまんで早朝ダイビング。これが7時半出発です。1本目を終えて戻り、朝食になります。その後、10時半に2本目に出発。その後昼食を摂って14時半。戻ると再び軽食が用意されていて、続いて17時、ナイトダイブとあります。毎日全部を潜れるワケではないようですが、ポイントが全て近いので、ゆとりあるダイビングが出来ます。潜っちゃ食って…の繰り返しでした。 |
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話しが戻ってしまいますが、メナド空港からカサワリレンベリゾートまでは車で約90分ほどです。交通ルールが“道路の左側を走れ、赤信号は止まれ”程度しか無いんじゃないかと思われるくらいアバウトな運転に私は眠ることも出来ませんでしたが、運転しないかみさんは「何がどうしたって?」ってな調子でクゥ〜、クゥ〜寝てます。
かれこれ5年前、この地に降り立ちブナケンで潜ったのでした。あの頃は道路は砂利道も結構あったけど、今では殆どが舗装路になっていました。1時間ほど走ると海岸線が見えてきました。港を右に見ながら町を抜けると今度はアップダウンの激しい山道になりました。 |
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車のすれ違いも大変そうな細い山道です。イメージ的にはこの後、パァ〜っと視界が開けてエメラルドグリーンの海が広がるのを期待していたのですが、車は更に細道だけの村に入っていきます。そしてとうとう行き止まりになってしまいました。すると………。
ウェルカム! エッ? ここで降りるんですか? 眼前には格子張られた門があるだけなんですけど……。
そうなんです。カサワリは車寄せも無い、本当にこぢんまりとしたリゾートでした。こんなリゾートが私たちは好きなのです。先にも書きましたが、ダイビングのためのようなリゾートです。でも食事も美味しく、申し分無い環境でした。 |
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さて到着日のイブニング・ダイブ、ニシキテグリ・ツアーになんとか参加できることになったわけですが、かみさんはナイト・ダイブ未経験、薄暮ダイブだって初めての体験です。さて困ったなぁと思っていたら、一緒になった常連ゲストのH嬢がかみさんの世話をしてくれました。すっかり彼女に甘え、私はかみさんほっぱらかして撮影三昧。まったくもって申し訳ないことをしてしまいました。
2009年12月30日【マンダリンポイント】最大水深:7.6m、平均水深:5.5m 水温:29.3℃ 透明度:8b |
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朝6時に起きて準備をしてコーヒーとクロワッサンを腹に詰め込んでブリーフィング・コテージに行くと「何が見たい?」。何とも嬉しい質問です。ここでしか会えないゼブラバッドフィッシュをお願いしました。
2009年12月31日【パンタパギリ】最大水深:21.6m、平均水深:12.6m 水温:29.8℃ 透明度:20b
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お腹が空いていないと思っていたのに、朝食を目の前にしたら結構食べてしまいましたf(^_^;) 通常は前日にアラカルトから朝食を選んでおくらしいですが、この日は大晦日とあってブッフェ・スタイルでした。ブッフェはあまり好きじゃないけれど、美味しくてついついおかわりしちゃいました。ビールが飲めないのが残念(>_<);
2009年12月31日【マカウィデイ】最大水深:27.0m、平均水深:15.0m 水温:29.1℃ 透明度:12b |
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ダイビング・ポイントはどこも近くて、私たちが潜った一番遠いポイントでもボートで15分ほどでした。時間的にゆとりが出来て非常に助かりました。午前中のダイビングを2本終えて戻ってもまだ12時前です。温かなシャワーを浴びてノ〜ンビリと昼食を摂り、カメラのバッテリーを替えて、昼寝してから午後のダイビングに向かいました。青い海を眺めながら時間を潰すには少々物足りないロケーションではありましたが……(笑)。
2009年12月31日【ジャヒールU】最大水深:24.9m、平均水深:11.6m 水温:29.0℃ 透明度:5b |
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年も明けて新年早々、今日も6時に起きて朝飯も摂らずに1本目からダイビングです。日本にいれば酒宴開催してます(笑)。
今日も天気はダイビング日和です。ダイビング出来るのも今日限り。ガッツリ潜りたいです!
2010年1月1日【ヌディ・レトリート】最大水深:27.0m、平均水深:15.0m 水温:29.1℃ 透明度:12b |
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ダイビング・ボートにはトイレもシャワーもありませんが、ポイントが近いのでトイレの心配もないし、イクジットするとスタッフが熱々のタオルをくれます。そして必ずフルーツが出されます。美味しい果物を頬ばりながら桟橋に戻れば、温水シャワーも完備してます(数年前に出来たらしい)。
2010年1月1日【TKU】最大水深:19.1m、平均水深:13.6m 水温:29.3℃ 透明度:8b |
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ダイビングは基本的に60分です。見事に60分ピッタリで上がってくるなと思っていましたが、このダイビングは75分潜ってました。メンバー次第のようです(かみさんは潜らずf(^_^;)。機材のセッティングはスタッフが全てやってくれます。個人的には自分で行いたいんですけど…。これが最後だと言ったら、機材全てを洗って、ウェットも乾して部屋の前まで運んでくれていました。まさに大名ダイビングでした。
2010年1月1日【ナディ・フォール】最大水深:19.4m、平均水深:10.8m 水温:29.5℃ 透明度:12b |
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せっかくこんなに遠くまでやって来てるのに、こんなに素晴らしいダイビング環境と海峡なのに、たった二日しか潜らないというのは、とっても勿体ないとは思うのだけど、そこは仕事を持つ身では悲しいかな如何ともしがたいところ。でも、たった7本のダイビングだったけれど、とても充実したダイビングでした。そういえば5年前、同じメナドの反対側(西側)のブナケン方面で潜った時は11本潜ったのだけれど、あの時も充実したダイビングだったなぁ。
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あちらメナドの西側方面はドリフトでガンガン流す豪快なダイビング。一方こちら東側のレンベは海底にへばりついて小物探索のダイビング。まるで趣が異なるけど、共に最高のダイビングを堪能しました。
再びこの地に来ることが叶うなら、今度は両方を一緒に潜ってみたいなぁ。それまで、この素晴らしい海と人々が、このままであらんことを!
2010年1月10日記
※2010年11月。ナント!リピートしちゃいました。その時の画像をアップしました。
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