私は昔から、どちらかといえばアウトドア志向が強いので、海外旅行へ行くとなるとどうしても自然がいっぱいある国へと向かってしまいます。
それに輪を掛けて、ここ数年はダイビングに凝りだしてしまったものだから、目指す外国は殆どが南方の島…。そんな私がアメリカ本土を訪れる機会に恵まれました。
アメリカ現地視察という名目でラスベガスとロサンゼルスへの旅行に招待されたのです。私にとってはこれ幸い、こんな事でもなければきっと一生涯ラスベガスなどには行けなかったはすです。
途方もないアメリカの大きさに圧倒されっぱなし、被写体が大き過ぎて写真を撮るにも四苦八苦…のアメリカ旅行でした。

成田空港からまずはサンフランシスコへ向かう。ここまでは約9時間のフライト。ここでトランジットしラスベガスへと向かった。ラスベガス空港に到着して驚いた。入国審査をする前の空港内にカジノがあるのだ。右の写真でお分かりになるだろうか?    ホテルにチェックインして納得できたけれど、ラスベガスという街は、全てがギャンブルで成り立つ都市なのだ。カジノを開設していないホテルは皆無だろうし、食事をしながらでも、24時間眠ることなく賭け事が出来るのがこの都市なのだ。
国土が大きいから、何もかもが大スケール。ホテル自体もバカでかい(端から端まで歩くのに20分なんでザラ)けれど、車もご覧のごとくリムジンなんて当たり前で日本のバスよりでかい4輪駆動車だって走ってる。2連バスなんて珍しくもない。 私達が宿泊したホテルは『ザ・ミラージ』で、聞くところによると結構有名らしい。ラスベガスのメインストリート“ストリップ通り”のちょうど中間あたりに位置している。このホテルの名物はホテルの入り口で30分ごとに行われる火山ショー。
噴水に赤いライトを当てるだけかと思っていたら、本当に火を噴き出した! 
ちなみにこのミラージュの名物にもう一つ、ホワイト・タイガーってのが居るらしいのだけれど、私が檻を覗きに行ったときは普通のトラだった。
ショッピングフォーラム 入るとそこは吹き抜けになっていて螺旋状のエスカレーターがあります。各フロアーごと、見応えがあるようでしたが、ショッピングに興味が無いので入り口だけ覗いてさようなら、しました。 ハラス 
中には入らなかった。丁度、左写真のフォーラムショップスの向かい側にある。写真では見づらいけれど、ハデハデな絵が目をひいたので思わずシャッターを押してました。
パリス 
メイン通りのストリップ通りからは凱旋門、その横にエッフェル塔など、まるでパリの街並みがそのまま。全てのホテルがそうだけれど、デカ過ぎちゃって私の安物デジカメでは撮りようがない(T.T)
ベラジオ ホテル前の湖を思わせる大きな池。定期的に噴水のダンスが観られる。音楽に合わせて噴水が踊る様は幻想的。このホテル内でショー「O(オー)」を観劇。そして感激。ストーリー性には欠けるけど、見事でした。
フラミンゴ 
プールが評判なホテルだそうです。そういえば、ラスベガス周辺の民家はかなりの確率でプール付きだった。私が訪問した2月は気温約15度ほど。プールどころではない(>_<) 砂漠にプールを持つ…事がステイタスなのかも。
ニューヨークニューヨーク
いかにも“アメリカッ!”って感じのホテル。有名なパブがあるというので出向いたけれど、チョー満員でかつての東京・ジュリアナ状態。これじゃ飲めるわけはないと、早々に退散。しかし、ホテルにジェットコースターって発想が理解できないなぁ。
ベネチアン 
上の写真はホテルの3階(確か)です。なんでホテルの中に運河があってゴンドラが浮かび、カンツォーネ(オペラ?)が聞こえてくるのでしょう? しかももっと驚いたのは天井。右上の写真はちょうど上の写真の反対側に当たるのですが、空があ
るのが判りますか? 空に見えるのですが、天井なのです。この時、時間にして21時過ぎ。この時間に青空が見えるわけがありません(^_^;;;
別空間に迷い込んだような錯覚を覚えました。ちなみに“ベネチアン”と表記しましたが、正式にはベネシアンかもしれません。
ホテル見学の趣味は無いけれど、ついついホテル巡りをしたくなるラスベガスでした。写真がイマイチだったので掲載しませんが、絶叫マシンで有名なストラトスフィア にも行きました(絶叫マシンは大した事無かった)。
もしもラスベガスに行かれるならば、事前に自分の趣向にあったホテルを選ぶと良いでしょう。なんて書いても、私のこのページでは参考になりませんね(^_^;;;
でも、ラスベガスには熱狂的なファンがいるようで、ネット上で探すといっぱいヒットします。とても充実したサイトが沢山あって、私のこんな中途半端なページではなく、そちらを参考にされることをお勧めします。何処かのサーチエンジンから、このページを訪問された方には、心からお詫び申し上げます。私個人の旅の整理と友人達に向けてのページとご理解下さい。



ラスベガス近郊の砂漠。砂漠といってもご覧のように草も生えていた

ラスベガスの視察中日に1日フリータイムを戴けたので、ザイオン国立公園に行くことにした。オプション・ツアーが組まれていて、ホテル発6:00。やけに早いなぁ…と思ったら、片道約400`。東京から名古屋間ほどある。これを車で行くってんだから、早朝発は当然かも。
砂漠の中の一直線に伸びるフリーウェイを時速140`ほどで飛ばして片道約3時間の道程です。
ザイオンへの道程ではポツポツと小さな集落やそれなりの町などもあります。他の車も走ってはいるけれど、夜中などにもしも故障したらどうなっちゃうのだろう? 車での移動に限らず、アメリカのでの生活は「自分の身は自分で守る」が鉄則なのだそうです。
道はザイオンに近づくにつれ、ワインディング・ロードとなっていきます。
下の4カットがザイオンです。
唐突に話は変わって、左はグランドキャニオンへ向かう小型機。17〜20人ほどしか乗れない、本当に小さな双発機です。私達の出発時、天候が荒れているからと体重によって座席替えをさせられました。座席が左に1名分、右に2名分という飛行機なのです。だから体重の重い人は通路側に座らされていました。そんな小型機ですから当然、揺れます。グランドキャニオンに到着した時にはグロッキーの人もいました。 参加人数が少ないと、更に小型機になるらしく、パイロットによってはアクロバット飛行の体験もさせてくれるそうなので乗り物酔いしやすい人は事前に断っておいた方が無難です。
グランドキャニオンまで約90分ほどのフライトで、眼下の大パノラマを楽しむことが出来ます。数々の映画・西部劇に登場したコロラド川、その川に架かるフーバーダム、ダムが造った人造湖・ミード湖などを観ることが出来ます。
右の写真がフーバーダムです。普通サイズのダムに見えますが、とても大きいです。ダムの上を片道2車線、4車線の道路が走っていて、私が見下ろしたときには米粒のような観光バスらしき車が走っているのが見えました。
このフーバーダムがラスベガスへの電力や水を、遠くはロスアンゼルスへの水を供給しているそうです。
大地を見ていると“地球”を感じ取れます。地球が自然の力によって様相を変えていく過程が判ります。しかしこの地層も単純に下から上へと積み重なっていったものでは無いそうで、上下逆転した地層もあると聞き、驚きました。
しかし何にせよ大きい! 1枚写真に残すには魚眼レンズが必要です。動画でお見せ出来ないのが残念です。




ラスベガスには直行便がないので、サンフランシスコもしくはロサンゼルス経由が一般的のようです。私たちの帰路はロサンゼルスからでした。で、ロサンゼルスといえばハリウッドにデズニーランドとユニバーサル・スタジオ。
残念なことにスターの豪邸を見ることは出来ませんでしたが、映画『プリティー・ウーマン』でジュリア・ロバーツが買い物
したブティックやアカデミー賞授賞式会場のコダック・シアターなど見学できました。

アカデミー賞受賞者たちの手形・足形は、もっと広いところにいっぱい展示されているのかと思っていたら、狭いところにチマチマっとあって意外でした。

ディズニーランドに行けば1日がかりになってしまうだろうと、ユニバーサル・スタジオへ行ってみることにしました。大阪のユニバーサル・スタジオにも行ったことはなかったので、興味津々でしたが、要は遊園地のノリなんですね。色々ショーアップされていて、楽しかったのですが、説明されている内容が英語なので半分も理解できず残念でした。
ユニバーサル・スタジオは平日だったため、待ち時間も少なく主だったものを見ることが出来ました。その為、時間が余ってしまったので、タクシーでサンタモニカの桟橋に行ってみることにしました。料金はチップを入れて$60ほど。時間にして20分ほどでした。フリーウェイが結構混雑していたので、ドライバーに何時もそうなのかと聞くと、ロサンゼルスの交通ラッシュは、15時から18時なのだそうです。 確かに朝も6時くらいからクラクションの音が喧しくなってきていました。早寝早起きの市民が多いのかと思いましたが、聞くところによるとニューヨークとのビジネスが多いので、ニューヨークの勤務時間に合わせているのだそうです。ニューヨークは東海岸、ロサンゼルスは西海岸。同一国内でも3時間の時差があるのです。
左上の写真がサンタモニカの海岸通りです。
その右側、左から2番目のカットはサンタモニカの桟橋です。映画によく登場します。近いところの作品ではトム・ハンクスの『フォレスト・ガンプ』でガンプが走りついた桟橋です。その隣のカットで観覧車が見えますか? 映画『スティング』に出たらしいのですが、私は覚えていません(^_^;;;
この桟橋の途中には何件か食事ができる店もあって、中には『フォレスト・ガンプ』で登場した、
ババ・ガンプ・カンパニーのシュリンプ・ショップもありました。でも、店内はハワイ島のものよりかなり狭かったです。
ロスの最終日、私達はこの桟橋の入り口にある『ザ・ロブスター』でディナーを摂りました。地元でも人気の店らしく店内は客で一杯。予約しないと1〜2時間は待たされる人気店だそうです。味もロケーションも最高で、お勧めです。でも、エビやカニの料理って会話が途絶えてしまうんですよね(^_^;;;
【アメリカ雑感】

始めて訪れたアメリカ本土の旅は、とてつもないアメリカの大きさを実感できた旅行でした。国土の大きさは言わずもがな…ですが、実際に自分の目と身体で体感すると、途方もない大きさに改めて驚きます。
車でこの国を縦断した人の話を聞きました。3日間走っても、ずっとトウモロコシ畑が続くのだそうです。やっと終わったかと思えば、今度はジャガイモ畑が延々と続く。
ラスベガスで列車も見ましたが、何両編成なのか数えられないほど長い列車が走っていました。

ハンバーグを注文すれば、日本人なら2〜3人前くらいの大きさです。ミルクを頼んだらジョッキで出てきたのには驚きました。 
 

アメリカ領土のグアムやハワイは何度か訪問しましたが、本土を訪れて始めて本当のアメリカを体感&実感できました。
ロスのリトル東京も既に日系3世の時代だそうです。なので日系人といってもすっかりアメリカ人なわけで、リトル東京も小さく、狭くなっているそうです。
「アメリカに住み始めて、もう何十年にもなるよ」という日本人に何人か会いました。その一人のお孫さんは、日本語は話せても読み書きは出来ないそうです。移民の国・アメリカの一端を垣間見た気がしました。
    冒頭にも記したように、今回の旅行の機会を与えてくださった関係各社に心から感謝しております。