ウベア、という島をご存じですか? ニューカレドニアの北東にポツンと浮かぶ島です。森村桂さんが書いた小説「天国にいちばん近い島」の主人公がやっと見つけた島…といえば「あ〜、あの島か!」と思い出してくれる方もいるでしょう。 私たちがこの島に降り立った時、まさに息を飲む美しさに私は一瞬、本当に呼吸をするのを忘れました。どこまでも続く真っ白な砂浜には、私たち家族の姿しか見えず、海はまさにエメラルド・グリーン。波打ち際には打ち上げられた貝殻やサンゴがいっぱい落ちていました。 ムレの橋の上で、釣りをしたり貝殻を拾ったりするうちに、時間はアッという間に過ぎてしまいました。まるで時間が止まったような島なのに、私たちの時間は数倍早く過ぎて行ってしまったようです。 |
ニューカレドニアは日本の南南東、オーストラリアの東方に位置します。ちょっと小さくて見づらいですが、右の地図の右端上囲みが日本とニューカレドニアとの位置関係です。 成田からは約8時間のフライトで、本島であるグランドテール島のトントゥータ国際空港に到着します。ウベアをはじめとする各離島には、まずここから車で約1時間をかけて市街地のヌメア |
に入らなければなりません。 ヌメアの東の外れにマジェンタ空港があり、そこからのフライトとなります。 このローカル空港は地元の人々でいつもごった返していました。人が集まれば当然、お店も出来るわけで、この空港で食べたつくねのような、焼き鳥のようなものは大変美味でした。 |
ニューカレドニアに行った1998年、私はまだダイビングのライセンスを取得していませんでした。美しい海を目の前にして、つくづくライセンスを持っていたら…と悔やみました(その結果、帰国後すぐにライセンスを取得したのですが)。 下の写真はイル・デ・パンのピッシンヌ・ナチュレルにいたサカナ達です。シュノーケリングで、しかも市販の水中撮影可能な撮りっきりカメラで写したものです。やはりデジタルカメラに比べれば写りはイマイチですが、水深1〜2メートルの海中でもこんなサカナ達に会えるのが素晴らしいです。 |