9月18日成田空港10:30発マレーシア航空MH89便は7時間ほどで首都・クアラルンプールに到着した。日本との時差は1時間、16時45分定刻5分遅れだ。
今夜はスバンにあるホテルに泊まるのでタクシー・チケットを購入する。
クアラルンプールでは流しのタクシーも拾えるが、ボラれる事があるのでチケットを購入した方が無難なのだそうだ。
空港でチケット・カウンターに行き、目的地を告げると料金を教えてくれる。ところが私は行き先を問われて答えられなかった。今回もかみさん一任だったので、宿泊先を知らないかったのだf(^_^;)
値段が3種類あった。違いを聞いたら車のグレードが違うとのこと。一番高いのはベンツらしい。そんなもの必要ないから一番安いのにしようかとも思ったが、大した違いじゃ無いので真ん中のクラスを頼んだ。RM65(65リンギット=約1,820円)。ちなみにベンツはRM85(約2,380円)だった。
タクシーには何度か乗ったけれど、この国の運転はかなり荒っぽい。120㎞を越えるスピードで平然と割り込みをするし、その車間距離は1mもない。しかも最終日に乗ったタクシーなどはサスペンションもヘタってしまった超オンボロ。カーブの度にスリップか横転するんじゃないかとヒヤヒヤ。運転手は親切だったけど、空港までの80分はずっと前方凝視で疲れてしまった。 |
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拡大図
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※地図はマレーシア観光協会より無断借用
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この日に泊まったのはサウジャナ(SAUJANA)というホテルで、ホテルには大きなプールはもちろん、ゴルフ場を隣接する立派なホテル。到着してウェルカム・ドリンクを出されるのは毎度のことだけど、私が甘いジュースなど要らないからと辞退してたら、ビールでもワインでも何でもOKだという。しかもおかわり自由だった。
ここでずっと飲んでようかとも思ったけど、お腹が空いていたのでレストランへ行った。中庭でBBQ風のブッフェをしていた。雨が降っていて蚊の総攻撃を受けそうだったので、豚の丸焼きを横目で見ながらイタリアン・レストランに入った。
料理は美味しく、ホテルもとってもゴージャスではあるけれど、私は(かみさんも)あまりこのようなホテルは好きではない。だいたい部屋からメイン・ロビーに行くのに何で5分もかかるのノダ! 広すぎて何度かホテル内で迷ってしまったではないか!
隣接のゴルフ場はチャンピオン・コースとのことなので、時間に余裕があれば1ラウンドほどゴルフでもしたかったけど、6時に起きて出発の準備をする。
このホテルを選んだのは空港に近いからだ、とはかみさんの弁。それでも、かつては国際空港だったスバン空港から8:50発のペルジャヤ・エアーに乗るためにはホテルを遅くとも7時30分には出なくてはならない。
交通ラッシュを少し心配したけど、スバン空港までは15分ほどで到着した。 |
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スバンから目的地のレダン島までは約70分。マレー半島を横断するように東北東へ飛ぶ。
60人乗りほどの双発機・ペルジャヤ・エアーはとても綺麗な飛行機だった。
レダンには10時到着。バスに乗ってペルジャヤレダンビーチリゾートへ向かう。リゾートまでは5分ほど。この島は結構大きくて、他にも日本でいうところの民宿のような宿泊施設もあるそうだ。
そうそう! リゾートへ向かう途中、バスの窓から外を眺めていたら、空港そばの沼でワニが顔を出しているのを目撃した。この島では色んな動物に会った。 |
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大きなトカゲ、そしてサル。このサルなどは3階の私たちのベランダにやって来て、窓を開けて入ってこようとした。重いサッシを開けられた時には流石にビビッた。テーブルの上あった昨晩のフルーツの残りが欲しかったようだ。その後、散歩してたら同じ棟の外人も2頭のサルに睨まれて怖かったと言っていた。
リゾートは広くて移動はスタッフが運転する電動カート(彼らはバギーと呼んでいた)に乗せてもらう。
部屋に入って荷物を開き、ダイビング機材を持って早速ダイビング・ショップに向かった。受付嬢の英語が聞き取り辛くてちょっとトラブルもあったけど、初日から潜る。 |
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私たちが訪れたこの時、ハリラヤと呼ばれる断食明けの祭事があるので、日曜日は1本しか潜れない…と解釈してたのが、実は“午前中は”1本しか潜れないのだと後で知った。ドタバタしたけれど、リゾート・ダイビングゆえのアバウトさで解決。
このハリラヤは、イスラム教徒にとってはクリスマスのようなものだとアメリカ人(多分)スタッフが言っていた。前夜、リゾート施設の外からコーランが聞こえていた。
ここのダイビング・スタイルは午前2本に午後1本。 |
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午前は8時15分にダイビング・センター前に集合し、そのまま続けて2本潜り12時頃に戻ってくる。午後は2時15分集合。ガシガシ潜るようなポイントではないので、私には調度良いダイビング・プランだった。
ダイビング用の船は大きくて、20人ほどは乗れそうだったけれど、根っからのダイバーは私たちともう一人くらいで7~8人しかいなかった。殆どがちょっとしたアクティビティ程度に、とレンタルで潜る外人ばかりだった。
完全なバディ・システムでガイドは基本的にコースを案内するだけだ。 |
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初日に付いたガイドは、とっても珍しい奴で、他のお客のカメラを使ってガイドするどころかずっと写真を撮っていた。しかもその客が来ないと、私が写真を撮っていたら「チッ、チッ、チッ」とばかり人差し指を立てて寄ってきて私のカメラを奪い取り、勝手に撮影しだした! どれほどの腕前かと後で画像を見たらたった1カットしかまともな写真は無かった。一応そのガイドの名前を書いておこう。Calvinクンです(^_-) かみさんが潜行できずにおたおたしてる間に、さっさか私らを置いて先に行っちゃうし、なかなか困ったダイマスさんでした(>_<); |
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この海域はそこら中で元気で綺麗ななサンゴがたくさん見られた。残念ながら透視度は低かったけどその分、魚影は濃かった。 |
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初日のダイビングを終えて部屋に戻ってきたら、猛烈なスコールに見舞われた。まるで頭の真上で轟いているような雷と風と、久しぶりにこれぞ本場のスコールッ、って感じのスコールだった。
ここベルジャヤレダンリゾートの食事は基本がブッフェ・スタイル。ブッフェはあまり好きじゃないけど、品数も豊富でまぁまぁ美味しかった。
たまたま私がミール・クーポンをみたら最終日の夕食分が無い! |
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かみさんは2食付きだと思い込んでいたから、大騒ぎ。レセプションに行き「ミールクーポンが1晩分足りない!」とクレームをつけたら、「そんな事は無い。合ってる。」の一点張り。部屋に再び戻って旅行日程表を見たら最終日はナシとなっていた(-_-;)
でもブッフェに飽きてきていたので、むしろ良かった。アラカルトでもオーダー出来るし、その方が旨かった。そして値段もリゾートホテルにしては安いのだ。マレーシアは相対的に物価が安い。 |
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マレーシアは人種のるつぼと聞いていたけど、まさにその通りで、このリゾートに来ていた人たちも千差万別だった。フランス人、アメリカ人、中国系シンガポール人、韓国人らしき団体にアラブ系の人もいっぱいいた。
お国柄そのままのファッションで歩いているからすぐに判る。上から下まで黒ずくめで目だけ出している一団=イラン人と擦れ違う時はちょっと緊張してしまった。
右の写真は、このリゾートのウェイトレスさん。日本人の私には、この格好でサーブされるのは違和感残ったなぁ。 |
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私たちは山の中腹にあるシービュー・ルームに泊まったけど(上の写真参照)、もしもここに泊まるなら、右写真のプレミアム・スウィートかオーシャン・フロント・スウィートがお薦め。電動バギーで運んではくれるけど、メイン・ダイニングにひょこっと行くにしても面倒だった。
それと、他の部屋はどうだか分からないけど、私たちが利用したシービュー・ルームは部屋は広くて使いやすかったけど寝室とバス・ルームがブラインドだけで仕切られていた。だから、お手洗い使用中の音が筒抜け。ロートル夫婦は気にもしないが、新婚さんには絶対にお薦め出来ない。そういうのが二人とも好きなら話は別だけど(笑)。 |
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また、水が豊富な国なので蚊も多かった。でもここは島なので飲料水は本土とのパイプラインで供給されている。最終日の夕刻、部屋に戻るとメッセージが残されていて「本土とのパイプラインが壊れたので無駄な水の使用を避けてください」と書かれていた。まぁ、壊れなくとも水は大切に使わないとね、特に島では。
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